今回始めてスマートウォッチを購入しました。
とはいってもアップルウォッチのような高価なものではなく、1万円以下の安価なモデルです。
私の仕事は営業ですが、仕事柄、工場や現場に行く機会も多く軽い作業を実施することもあります。
そういった環境では腕時計が汚れたり傷が付く可能性があるのでこれまでは腕時計を外していました。
ですが、いちいち付け外しするのも手間ですし、ないと不便なこともあるので、安価なスマートウォッチを購入することにしました。
中華スマホで日本でも人気のXiaomiが手掛けるバンド型のスマートウォッチです。
- 本体とベルトを合わせてもたったの26g
- AOD(Allways On Display、常時表示)対応
- 歩数から心拍数、睡眠モニタリングまでできるヘルスサポート機能
- スイミングでも使用可能な5ATM防水性能
この記事では Xiaomi Smart Band 7の特徴(Mi Band 6との比較)、良いところ、悪いところ、口コミを簡単にまとめています。
2022年7月18日に購入してから1ヶ月程度使用した上で良いところだけでなく悪いところについてもありのまま書いています。
- スマートウォッチ初心者
- Xiaomi Smart Band 7を検討中の方
Xiaomi Smart Band 7を開けてみた
届いた箱は黒を基調とし、なかなか高級感がありました。
余談ですが、これまでのシャオミのスマートバンドは「Mi Smart band X(Xは数字が入る)」というネーミングです。
今回から「Xiaomi Smart band 7」となっています。
日本語版なので裏面は日本語表記があります。
ネットでは日本語版の他に中国語版、グローバル版もありますので購入時にはきちんと確認ください。
箱の中はこんな感じ。
本体以外には片方がUSB端子の専用充電ケーブルと取扱説明書が入っています。
実際に使用してみた(初期設定も)
初回起動時にはスマートフォンと連携する必要があります。
とはいってもスマホでアプリ「Mi Fitness」をインストールしてペアリングするだけです。
Mi FitnessはAndroid(Google store)、App(Apple)の両方に対応しています。
私は仕事用として購入したので社用スマホとペアリングしています。
複数のスマホとはペアリングできません。
文字盤の変更
Xiaomi Smart Band 7の文字盤は全部で100種類以上あります。
文字盤によっては日付と時間以外に充填残量、歩数、血中濃度、心拍数などが表示できる文字盤もあります。
通知設定
続いてスマートウォッチの重要な機能である通知設定です。
着信やLINE、メール、リマインダー、カレンダーなどの通知設定をオンにすることで、スマホへの通知をXiaomi Smart Band 7で受け取ることができます。
Mi Fitnessアプリでは下記手順でどのアプリの通知を表示させるか選択できます。
- 着信
- メッセージ
- Gmail
- LINE
- Keepメモ
- カレンダー
AOD、輝度などの表示設定
続いてXiaomi Smart Band 7の一番の特徴、強みであるAOD(Allways On Display、常時表示)の設定です。
安価なスマートウォッチの場合、AOD機能が搭載されておらず、画面をタッチしたり手を動かしたりして点灯させることで初めて時間が確認できます。
この設定は時計本体でしかできません。
最初の画面を開き、下にスワイプ。
さらに下へスワイプ
設定を選択
表示と輝度を選択
輝度の変更は「輝度調節」、AODの設定は「表示を常にオン」を選択
輝度はこのゲージを動かし、最適なところを選択する
AODの設定はいくつか選択肢があります。
- 自動でオン
- 設定時間にオン
- 終日オン
- オフ
自動でオンは終日オンに近いですが、時計を外している時や睡眠時にはオフになる機能です。
私は仕事の時につけているので、7時〜18時で設定しています。
Xiaomi Smart Band 7の良いところ
ここから商品特有の特徴を魅力的だと思う順に説明します。
本体とベルトを合わせてもたったの25g
Xiaomi Smart band 7は時計本体とバンドを合わせてもたったの25gしかありません。
例えば、ランニングなどの運動シーンでは時計の重さでさえ気になりますが、この時計ならランニング時にも気になりません。
見た目もスマートでミニマリストさんにもおすすめです。
AOD(常時表示)対応
これまでのXiaomiのスマートバンドではAOD機能がついていませんでした。
しかし、Xiaomi Smart band 7では待ちに待ったAOD機能が搭載されています。
文字盤によってAODの表示も変わりますが、基本は上の写真のようなシンプルなものです。
後で記載していますが、AOD機能をオンにすると電池の消耗が激しくなるというデメリットもあります。
歩数から心拍数、睡眠モニタリングまでできるヘルスサポート機能
健康管理のツールとしても有用です。
- 心拍数
- PAI(個人の運動指標)
- 血中酸素
- ストレスレベル
- 歩数
- 睡眠管理
- 呼吸訓練
- 健康管理(女性)
- 起立アラート
中でも起立アラートが意外と役に立ちます。
PC作業が長くなるとアラームがなり、「立ちましょう」的な表示が出ます。
またエクササイズモードも充実しており、様々なスポーツや運動で消費カロリーなどを記録することができます。
スイミングでも使用可能な5ATM防水性能
5ATMは防水性能を示す指標で、Xiaomiのホームページでは「水深 50 m相当の防水に対応しています」と記載されています。
上の画像のキャッチコピーも「着けたまま、気ままに水中へ」となっていますが、5ATMは水中に入れても問題ないというわけではないのでご注意ください。
これは、ウォッチが10分間、常温で50mの静水圧シミュレーションに耐えられることを示すもので、水深50mで防水性があることを意味するものではありません。
水仕事に耐えることのできる程度の防水機能ですが 、 水の中に時計を入れるなどはご遠慮ください。
Xiaomi Smart Band 7の悪いところ
レビュー記事は良いことしか書いていないのでこの記事で1ヶ月使用した上で、「うーん」と思うようなマイナスポイントについても記載します。
輝度の自動調整機能なし
これは結構残念でした。
輝度(明るさ)の自動調整機能がないため、室内で輝度を調整すると屋外では暗くなり、屋外で調整すると今度は室内では暗くて見づらいです。
保護フィルムが貼りにくい(剥がれやすい)
今までスマホの保護フィルムの貼り付けには苦労してきました。
スマートウォッチは小さいのでむしろ簡単と思っていましたが、画面に占める湾曲している部分が多いため、思ったよりフィルム貼り付けが難しいです。
また端が湾曲しているためフィルムが剥がれやすいです。
最初は5枚入りくらいのフィルム購入をおすすめします。
Gmailの通知がうまくできない
私は仕事用で購入したので、メール通知の重要度がかなり高いです。
会社のメールアドレスに入るメールはGメールでも受信できるよう設定しており、Gmailでの受信をスマートウォッチで確認したかったのですが、なぜかタイムリーに受信できません。
1件ずつは通知が来ず、まとまってどこかの時点でどばっと通知が来ます。
なぜだかわからないのですが、未だに改善できていません。
GPS機能なし
これは私が感じた点ではありませんが、GPS機能付きのスマートウォッチも数多くある中、Xiaomi Smart Band 7はGPS機能はついていません。
ランニングなどを記録したいと思っている方は他のGPS機能付きスマートウォッチの購入をおすすめします。
AOD設定時の電池消耗が激しい
AOD設定オフの場合、1日使用してもバッテリーは7%程度しか消費しません。
いちいち腕を上げないとディスプレイが表示されませんが、それほどストレスはありません。
一方、AOD設定(7時~19時)にすると、1日で20%程度はバッテリーが減ります。
それでも平日の5日間はギリギリ乗り切れるのですが、電池の消費速度は倍以上になります。
おすすめ機能
1ヶ月使用して良いと感じた機能を紹介します。Xiaomi Smart Band 7独自の機能ではなく一般的なスマートウォッチに備わっている機能です。
アラーム機能
スマホのアラーム機能で十分と思っていましたが、スマートウォッチのアラームの場合、振動のアラームで起きることができます。
我が家は今寝室で子供3人と妻と一緒に寝ており、朝は私が一番に起きるのですが、アラームで子供が起きてしまうことがあります。
そういう環境ではスマートウォッチの振動アラームであれば、子供を起こさずに起きられます。
スマートウォッチを探す
続いてペアリングしているスマートウォッチを探す機能です。
どこにいったか分からなくなる時に使えば、スマホから音が鳴りすぐにみつけることができます。
逆にスマートウォッチがなくなった際にはスマホ側から信号を送り、スマートウォッチを鳴らすことも可能です。
ホモドーロタイマー
これは勉強や作業などの集中力が必要なことを継続するために有用です。
人間に集中力には限度があり、短い作業と短い休憩を繰り返すことで作業を効率化させることができます。
私の場合、ブログ作成中、疲れたらすぐにスマホを触ってしまいますが、今はホモドーロタイマーを「25分+5分」で設定し、25分連続で作業し、5分の休憩でしかスマホを触れないようルール化しています。
これで生産性はかなり向上するので非常に便利だと感じました。
口コミ・評判
他の方の口コミを参考までに紹介します。
良い口コミ
おおスゲーとはならないが、とりあえず何の不満もない。これ以上の機能があったとしても多分使わないと思う。
Amazon
この方、正直で良いレビューです笑
実際、私もあまり多くの機能を望んでいなかったので、コストパフォーマンスが高く満足しています。
Xiaomi Smart Band 7に搭載されている機能ですら、使いこなせていません。
常時表示が可能になって、画面をタッチしてスマートウィッチの醍醐味を味わうという機会を失ってしまったBand7ですね。でも「腕時計本来の良さは常時表示なんだ」と再確認出来ます。
新しい方のアプリはあまり使ってませんが、ちょっと使いにくかったので古い方のアプリをまた使っています。スマホのデュアルアプリ機能を利用して、Band6と2つを使っています。
古い方のアプリの方が何だか快適な気がしますね。
それとコロナの時期なので血中酸素濃度が大活躍。家に帰ったらついつい見てしまいます。
革新的なものが加わったわけではないですが、常時表示だけでも価値がありますね。
買ってよかったです。Amazon
AOD機能を重視されているにとっては満足度の高い商品のようです。
この価格帯でAOD機能が搭載されている商品となると、海外製のノーブランドのものくらいしかありません。
悪い口コミ
iPhoneと連携して使う場合は、接続が勝手に切れたり、通知が来なかったりの不具合があります。
私のband7だけかと思って、シャオミーに問い合わせたら同じような不具合報告を多数もらっていて、把握してるとのことです。どうしたらいいか聞いたところ、アプデを待てとのことなのでこれから買おうとしてる人は
ちょっと待った方がいいかも・・・・。Amazon
私はandroidなのでよくわかりませんが、iPhoneの場合、接続が上手くいかないなどの不具合が起こるとのレビューが何件かありました。
もちろん問題なく接続できている方もいますが、神経質な方はそのあたりご注意ください。
Xiaomi Smart Band 7のレビューまとめ
Xiaomi Smart Band 7はコストパフォーマンスに優れたスマートバンドです。
時計(アラーム、ストップウォッチ)、スマホの通知、簡単な健康管理など基本的な機能は備わっています。
ア○プルウォッチに比べると機能は最低限ですが、スマートウォッチを初めて買う人にはリーズナブルでおすすめです。
こだわりの少ない方はまずはXiaomi Smart Band 7を使ってみてください。