少し前の話(少し前といっても5年くらい前)にはなりますが、まだUSB type-Cが主流になる前、Ankerのpowercore fusion 5000というモバイルバッテリーを重宝していました。
- 5000mAh
- AC充電時10W/モバイル使用時15W
- 189g
- コンセント一体型
- 出力:USB2つ+microUSB1つ
当時、アンドロイドのスマホはmicro USBが主流で、充電器とモバイルバッテリーを兼用できるpowercore fusion 5000は名機でした。
モバイルバッテリーの多くは別の充電器を使用して充電するのですが、コンセント一体型の場合、モバイルバッテリーが充電器の役割も果たすため非常に便利です。
当時コンセント一体型のモバイルバッテリーはAnkerくらいしか発売していなかったと記憶しています。
最近は仕事でノートパソコンを持ち歩くことも増えたため、パソコンも充電可能なコンセント一体のモバイルバッテリーがあればと思い、今回こちらの商品を購入してみました。
Amazonでよくある中華系の無名ブランドのモバイルバッテリーです。なので正式に商品名や品番もありませんでした。
この記事内では「Pnvruy モバイルバッテリー」と呼ぶことにします。
※Pnvruyからはこの商品とは別のモバイルバッテリーも発売されているので注意ください。
この記事ではPnvruy モバイルバッテリーの詳しい写真、良いところ、悪いところなど、実際に使用しないと分からないことをできる限りまとめました。
- コンセント一体型
- 容量10000mAh
- AC接続で60W、モバイルバッテリーでも40Wの高出力
- リーズナブル
- コンセント一体型モバイルバッテリーをお探しの方
- Pnvruy モバイルバッテリーって大丈夫なの?って思っている方
Pnvruy モバイルバッテリーの見た目
早速開封していきます。
Pnvruy モバイルバッテリーですが、Amazonのページにも特に商品名がなく、箱にもブランド名や商品名の記載がありません。
ゲオで販売されている商品の説明のように特徴がシンプルに羅列されているようなデザインでした。
こちらが箱から取り出した時の写真です。
モバイルバッテリー自体は他の商品と大差ない見た目です。
本機以外には取説のみ入っています。
モバイルバッテリーからスマホを充電するためのUSB type-Cケーブルの同梱はありませんのでご注意ください。
箱にはデカデカと10000mAhと書かれていましたが、取扱説明書へは控えめに9600mAhと記載がありました。おそらくこちらが正しい情報でしょう。
充電時の電力について取扱説明書へ詳しく記載されています。
簡単に説明します。
- コンセント接続時
単独ケーブル接続 最大60W
同時ケーブル接続 最大30W(片方あたり) - モバイルバッテリー使用時
単独ケーブル接続 最大40W
同時ケーブル接続 最大20W(片方あたり)
箱から取り出してみました。
シンプルなデザインですね。
個人的には何も書かれていなければサイコーでしたが、まあ機能重視なので許せるレベルです。
底面には取扱説明書と同じく電力や規格について記載されています。
コンセント側には実はライトがついています。
コンセントを収納部から出すとライトが点灯する仕組みとなっています。
使用する前はそんな機能、、、と思っていたのですが、コンセントを照らせるのって意外と便利です。
なくてもいいけどあると便利な機能と感じました。
10000mAhということで重量も量ってみました。
公式ページには約310gとありましたが、実際には291gでした。
充電器としては重たいですが、モバイルバッテリーも兼任できると考えると決して重たすぎることはないと思います。
Pnvruy モバイルバッテリーの良いところ
商品の特徴、良いところをまとめました。
便利なコンセント一体型
個人的な意見ですが、モバイルバッテリーにはコンセント内蔵かどうかがすごく重要だと考えています。
薄っぺらいスマホのようなモバイルバッテリーが数多くありますが、その場合、通常の充電器+ケーブルを用いて充電する必要があり、結局、充電器+ケーブル+モバイルバッテリーを携帯することになります。
結構な荷物ですよね。
そういう意味ではコンセント内蔵のモバイルバッテリーは非常におすすめです。
大容量10000mAh
容量も10000mAh(厳密には9600mAh)あるので、機種にもよりますがスマホを大体2回程度MAX充電可能です。
このサイズ感でコンセント内蔵かつこの容量はかなりバランスの取れたモバイルバッテリーです。
高出力 AC接続60W、モバイルバッテリーでも40W
このモバイルバッテリーのもう1つの長所はモバイルバッテリー接続時の電気量です。
AC接続時(コンセント接続)に60Wなどは割とよくあるのですが、モバイルバッテリーとしての利用時に40Wというのはそうそうありません。
機種によってはノートパソコンもモバイルバッテリー接続で充電できる可能性を秘めています。
リーズナブル
商品の特徴を紹介しましたが、これだけスペックが高いのにリーズナブルなのが驚きです。
2023年11月1日時点では税別7,999円で購入できます。
これがどれくらい安いかを伝えたいので、Ankerのものと簡単に比較します。
- コンセント内蔵
- 10000mAh
- AC接続65W、モバイルバッテリー30W
- 3ポート出力
- 320g
税別価格:14,990円
ほぼスペックが変わらないのに価格が2倍近いです。
- コンセント非内蔵
- 12000mAh
- モバイルバッテリー合計130W、単独65W
- 2ポート出力
- 360g
税別価格:12,990円
こちらはノートパソコンも難なく充電できるモバイルバッテリーで、一見良い商品に思えますが、実は360gもあり携帯性はそれほど良くありません。
全く電源のない環境では役に立ちますが、新幹線動などの電源が使用できる状況であれば、Pnvruy モバイルバッテリーの方がおすすめです。
電源さえ確保できればPnvruy モバイルバッテリーでもノートパソコンを充電可能ですし、重量や価格からもAnker Prime Power Bankを選ぶ理由はないです。
高評価
レビュー件数も290件で星4.3の評価なので、なかなか満足度の高い商品です。
このレビューである程度信用できる商品だと思い購入を決断しました。
Pnvruy モバイルバッテリーの悪いところ
実際に使用していまいちだと感じたところについても2点紹介します。
モバイル使用ではノートパソコンを充電できないことがある
モバイル使用時での電気量は40Wです。
ノートパソコンの純正充電器は45Wのものが多く、機種によっては充電できません。
こればっかりは購入してみるか、40Wの充電器で試す他ありませんが、45Wだったらバカ売れだと思います。
充電メモリが見にくい
どれだけ充電されているかがメモリで表示されているのですがこれが見にくいです。
おそらく4メモリくらいあるのですが、もう少し見やすいデザインにして欲しいです。
Pnvruy モバイルバッテリーの口コミ評価
他の方の口コミを参考までに紹介します。
良い口コミ
スマホだけでなくpcの非常用バッテリーとしても活躍してくれます。 また昨今のpcはタイプc充電に対応しているので、pc用アダプターを持たなくて良くなりました。 一点不満があるとすれば大きさです。 もう少し小さくなれば嬉しいですが、アダプターとバッテリー兼用であれば仕方ないかなと理解しています。
Amazon
私の場合、使用しているノートパソコンが45W給電仕様のため、モバイル充電は不可でしたが、対応している場合。この方のような感想になったと思います。
それでもAC接続時にはノートパソコンも難なく充電でき、スマホ用のモバイルバッテリーも兼ねている商品なので十分です。
仕事でThinkpadの純正充電器(45W)・モバイルバッテリー・Type-Cケーブル・Lightningケーブルを持ち歩くことが多く、カバンの中でケーブルがごちゃごちゃしがちなため、こちらの製品と別途巻取り式ケーブルを購入しました。
こちら単体で見れば重量ありますが、全体では軽量化かつ持ち歩きの品数を減らせられて満足です。Amazon
確かに充電器と比べると大きく重たいのですが、オールインワンと考えれば、荷物を減らせることができます。
悪い口コミ
USB-Cの接続口が二つありますが、一つが接続できない製品が届きました。
出品者に連絡しましたが、返答はありません。
購入はお勧めしません。
Amazon
悪い口コミの多くは初期不良でした。
私は問題なく使用できているのですが、購入時には必ず動作確認をした方が良いです。
LEDランプが点灯しっぱなし。
勝手に蓄電がなくなっていく。
最悪です。
Amazon
LEDライトが点灯しっぱなし、点灯しなくなるとの口コミもありました。
なくてもいい機能ですが、あると意外と便利なので壊れないことを祈るばかりです。
Pnvruy モバイルバッテリーのレビューまとめ
Pnvruy モバイルバッテリーについて紹介しました。
コンセント内蔵型モバイルバッテリーの中では最もコスパが優れている商品だと思います。
欲しいけどAnkerは高すぎるという方はぜひ検討ください。